2018年6月28日木曜日

28- 福島県只見町でモニタリングポスト撤去説明会

 原子力規制委は費用の節減を口実に、空間放射線量を測定するモニタリングポストを削減する方針を立てています。
 それに関する初めて住民説明会を25日、只見町きましたが、住民からは「費用の問題でなく、命の問題だ」などと、撤去に反対する声が相次ぎました。
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只見でモニタリングポスト撤去説明会 住民から反対の声相次ぐ/福島
毎日新聞 2018年6月27日
 空間放射線量を測定するモニタリングポスト(MP)を一部撤去する方針を示している原子力規制委員会は25日夜、只見町の只見振興センターで初めて住民説明会を開いた。住民からは撤去に反対する声が相次いだ。 
 
 説明会には住民約20人が参加した。規制委の担当者が「線量が低く安定している所は測定する必要がない。維持費もかかる。撤去して線量の高い所へ設置するなど、限られた予算を有効活用したい」として、町内にあるMP9台のうち、学校などに設置している「リアルタイム線量測定システム」7台を撤去する考えを説明した。 
 住民からは「見えない放射線を可視化することで安心感が生まれる」「費用の問題でなく、命の問題だ」などの意見が出た。また学校関係者は「放射線教育の教材になっている。原発事故の悲劇を風化させないためにも各校に設置しておく意味はある」と訴えた。 
 
 規制委は今後、喜多方市や会津若松市、郡山市など18市町村で説明会を開く準備をしているという。【湯浅聖一】.