東電は柏崎刈羽原発の4カ所目の災害対策支援拠点を、2020年をめどに出雲崎町内に整備するということです。
拠点数を増やすことで重大事故時の備えを充実させ、同原発再稼働に向けた地元の理解を取り付けたいという考えです。
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原発災害対策支援拠点 出雲崎に4カ所目、整備へ /新潟
毎日新聞 2018年6月28日
東京電力は柏崎刈羽原発の4カ所目の災害対策支援拠点を、2020年をめどに出雲崎町内に整備する。拠点数を増やすことで重大事故時の備えを充実させ、同原発再稼働に向けた地元の理解を取り付けたい考えだ。
整備予定地は同原発の北東約16キロの同町沢田杉尾で、面積は約2万5000平方メートル。既に用地を取得し、20年1月ごろまでに倉庫や駐車場を整備。発電機や放射性物質の付着度合いを調べるスクリーニング用機材、テント、水、食糧などを備蓄し、同原発で重大事故が起きた際に事故対応人員の一時集合場所などとして活用する。整備後も従業員は常駐しない。
同原発向けの災害対策支援拠点は既に、柏崎エネルギーホール(柏崎市)▽信濃川電力所(小千谷市)▽当間高原リゾート(十日町市)--にあるが、いずれも同原発の南東部から南西部にかけて位置している。今回新たに北東方面にも拠点を設けることで、事故対応が迅速に行えるようになるとしている。【南茂芽育】