高浜原発 原子力規制委がテロ対策施設を視察 /福井
毎日新聞 2018年7月13日
原子力規制委員会は12日、関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)のテロ対策のために建設中の特定重大事故等対処(特重)施設を視察し、新規制基準に基づいて建物の構造などを調べた。
特重施設は、航空機による意図的な衝突などから緊急時制御室やバックアップ用発電設備などを守るのが目的。工事計画認可から5年以内に設置するルールで、3号機用は2020年8月までに、4号機用は同年10月までに、それぞれ設置しなければならない。
規制委の山中伸介委員が視察後に取材に応じた。6人態勢で建屋構造や作業の様子などを調べたといい、「頑健な構造で、慎重に作業が行われている」と述べた。
規制委は13日には、美浜原発でも同種の視察をする予定。【高橋一隆】