新潟県民有志は27日、花角英世知事の原発政策を監視する市民団体「花角県政を見守る会」を設立しました。花角知事が政府・与党の圧力に屈し柏崎刈羽原発の再稼働を認めないよう「見守る」ためです。
共同代表の僧侶:朝倉奏さんは「会は花角知事と敵対的な姿勢ではなく、圧力に揺るがず信念を持った活動を応援する立場だ」と説明し、メンバーは現在数人だが、反原発団体などにも加入を呼びかけ勢力拡大を図ると述べました。
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県民有志 「見守る会」設立 知事の原発政策監視 /新潟
毎日新聞 2018年7月28日
6月の知事選で落選した野党系候補を支援した県民有志は27日、花角英世知事の原発政策を監視する市民団体「花角県政を見守る会」を設立したと発表した。自民、公明両党の支援を受けて当選した花角知事が政府・与党の圧力に屈し東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を認めないよう「見守る」としている。
同日新潟市内で記者会見した共同代表で同市中央区の僧侶、朝倉奏さん(35)は「会は花角知事と敵対的な姿勢ではなく、圧力に揺るがず信念を持った活動を応援する立場だ」と説明。メンバーは現在数人だが、反原発団体などにも加入を呼びかけ勢力拡大を図るとした。
花角知事は柏崎刈羽原発について知事選で、県が独自に行う原発安全性などに関する「三つの検証」の結論が出るまでは再稼働の議論はせず、再稼働の是非を判断する際は県民に「信を問う」方針を打ち出した。
会は今後、県に三つの検証の実務を担う「検証委員会」の会合風景をインターネットで配信するよう求めたり、避難計画を実効性のあるものにするための意見を提供したりし、花角知事と直接意見交換する機会も設けたいとしている。
問い合わせ先は朝倉さん(090・7406・0095)。【堀祐馬】