原発敷地内での処分検討を 低レベル廃棄物で更田氏
北海道新聞 2018年6月30日
原子力規制委員会の更田豊志委員長は30日、原発の施設を解体、撤去する廃炉作業で生じる低レベル放射性廃棄物の一部について、電力会社は、施設がある敷地内での処分も検討すべきだとの考えを示した。廃炉となった日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)を視察し、自治体関係者との意見交換後、記者団の質問に答えた。
更田氏は、廃炉となった原発が増えていることを念頭に、低レベル放射性廃棄物のうち比較的、放射線量の低い廃棄物の処分地について「早く結論を得なければ廃炉が滞る」と言及した。