東電は、福島原発事故に伴い、平成27・28年度に山形県が支出した経費のうち約6730万円を賠償することで、山形県と合意しました。請求額の約3分の1です。
福島県は、福島原発事故による業務増加で発生した人件費など約11億5000万円の賠償について、ADRに2度目の申し立てをしました。
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東電が6700万円賠償へ 原発事故巡る経費、山形
産経新聞 2018年7月23日
山形県は23日、東京電力福島第1原発事故に伴い、平成27年度と28年度に県が支出した経費のうち、計約6730万円を東電が賠償することで合意したと発表した。
賠償の対象は、農畜産物の放射性物質検査の費用や、第1原発周辺での任務に当たった県警警察官への特殊手当など。
県は両年度分として計約3億1500万円を請求。27年度分は既に一部を受領しており、今回と合わせ合意した割合は約34%となった。今後も交渉を続ける方針。
福島県がADR申し立て=原発事故の人件費11億円
時事通信 2018年7月23日
福島県は23日、東京電力福島第1原発事故による業務増加で発生した人件費など約11億5000万円について、原子力損害賠償紛争解決センターに裁判外紛争解決手続き(ADR)を申し立てたと発表した。県の申し立ては2度目。
県は2012、13年度分として約47億円の損害賠償を東電に直接請求していたが、東電側は一部について「因果関係が認められない」と支払いを拒否していた。