電事連の勝野哲会長(中電社長)は「プルトニウムの保有量を減らすために、プルサーマル発電を最大限導入する」として、「MOX燃料を使う原発が16~18基稼働すれば、保有量を減らせる」と述べました。
プルサーマル発電を増やせばプルトニウムの消費は確かに進みますが、単に保有量を減らすために危険で高コストの原発を稼働させるというのは本末転倒です。
現有プルトニウムの保管を他国に肩代わりしてもらうべく、米国及びIAEAと話し合うべきです。
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「プルサーマル発電最大限導入」 日米協定延長で電事連会長
共同通信 2018年7月20日
電気事業連合会の勝野哲会長(中部電力社長)は20日の記者会見で、日本の核燃料サイクルを認める日米原子力協定が自動延長されたことに関連し「利用目的のないプルトニウムは持たないという大原則の下で、(通常の原発で燃やす)プルサーマル発電を最大限導入する」と述べた。
プルトニウムは核兵器に転用でき、米国は協定延長に当たって日本の大量保有に懸念を示していた。勝野氏は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使う原発が16~18基稼働すれば、保有量を減らせるとの見解を改めて表明した。