2016年5月7日土曜日

柏崎刈羽原発のオフサイトセンターは新潟県庁を上越市の事務所

 柏崎刈羽原発は中越沖地震を体験したために、いわゆる免震重要棟を敷地内に建てています。
 内閣府が4月1日重大事故が起きた際対策に当たる最前線の拠点オフサイトセンターが使用不能になった場合の代替オフサイトセンターとして、上越市三和区総合事務所と新潟県庁(新潟市)指定しました。原発から県庁までは64km、総合事務所までは40kmです。
 福島原発では5km離れたオフサイトセンターがほとんど機能しなかったとして、事故から5日目には60km離れた福島県庁がオフサイトセンターとなりました。
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上越市三和区総合事務所を原発事故の代替オフサイトセンターに指定
上越タウンジャーナル 2016年5月5日 
 東京電力柏崎刈羽原子力発電所で重大事故が起きた際、対策に当たる最前線の拠点オフサイトセンターが使用不能になった場合の代替オフサイトセンターとして、上越市三和区総合事務所と新潟県庁(新潟市)が指定された。
 
 内閣府が2016年4月1日に指定した。柏崎刈羽原発のオフサイトセンターは原発から南南西8kmの場所にある柏崎市の県柏崎刈羽原子力防災センターだが、ここが使用不能になった場合の代替施設として指定された。
 県庁は原発から北東に64km、三和区総合事務所は南西に40kmに位置する。代替オフサイトセンターには、換気設備や放射線を遮へいするための空気浄化フィルターの設置などさまざまな条件が定められており、今後若干の改修などが行われる見通し。
 東京電力福島第1原発の事故では、原発から約5kmの場所にあったオフサイトセンターはほとんど機能せず、事故から5日目には対策の拠点が約60km離れた福島県庁に移された。