アメリカを訪れている小泉純一郎氏は、東日本大震災の救援活動の際に被ばくしたとしてリフォルニア州で東電などに損害賠償を求めている元兵士たちと面会しました。
その後記者会見し、今後彼らを支援をしていく考えを示しました。
そして「原発はひとたび事故が起これば取り返しのつかないことになる」、「日本政府は原発を再稼働しようと、より厳しい基準を作ったと言っているが、テロ対策はぜい弱だし、住民の避難計画も不十分」と述べ、政府の対応を批判しました。
そして「原発はひとたび事故が起これば取り返しのつかないことになる」、「日本政府は原発を再稼働しようと、より厳しい基準を作ったと言っているが、テロ対策はぜい弱だし、住民の避難計画も不十分」と述べ、政府の対応を批判しました。
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「トモダチ作戦で被ばく」小泉氏が米軍元兵士支援の考え
NHK NEWS WEB 2016年5月18日
アメリカを訪れている小泉元総理大臣は、東日本大震災の救援活動の際に福島第一原子力発電所の事故で被ばくしたとして東京電力などに損害賠償を求めているアメリカ軍の元兵士たちと面会し、今後、支援をしていく考えを示しました。
東日本大震災でアメリカ軍は「トモダチ作戦」と名付けた大規模な救援活動を行いましたが、活動に当たった元兵士らおよそ400人が、福島第一原子力発電所の事故で被ばくし、健康に影響が出ているとして、東京電力などに損害賠償を求める訴えをアメリカの裁判所に起こしています。
小泉元総理大臣は17日、アメリカ西部カリフォルニア州で訴えを起こしている元兵士らと面会し、当時の様子や現在の健康状態などについて話を聞きました。
面会のあと行った記者会見で、小泉氏は「話を聞いて『気の毒だな』と思うだけではすまない、見過ごすことができないことだと感じた。これからどのような支援ができるか考えていきたい」と述べ、今後、元兵士たちを支援していく考えを示しました。そのうえで、小泉氏は「原発はひとたび事故が起これば取り返しのつかないことになる」と指摘したうえで、原発の再稼働について、「日本政府は再稼働しようと、事故前よりも厳しい基準を作ったと言っているが、テロ対策はぜい弱だし、住民の避難計画ひとつとっても十分だとは言えない」と述べ、政府の対応を批判しました。