2016年5月30日月曜日

JA羽茂、柏崎原発再稼働に反対の特別決議

 佐渡市JA羽茂は28日、通常総会を開き東電柏崎刈羽原発の再稼働に反対する特別決議を行いました。JAでは昨年のJA佐渡に続き2例目となります
 特別決議では「事故があれば佐渡の中心的産業である農林水産業は、風評被害も含め壊滅状態となる」と懸念を表明し「柏崎刈羽原発の再稼働に反対し、一致団結して運動を展開していく」としています
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JA羽茂、柏崎原発再稼働に反対 総会で特別決議を承認
新潟日報 2016年5月29日
 JA羽茂(佐渡市)は28日、市内で通常総会を開き、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対する特別決議を行った。同JAによると、県内のJAで柏崎刈羽原発の再稼働反対を表明したのは、昨年のJA佐渡に続き2例目。
 特別決議では「国と東京電力は、明確な事故原因の説明もないまま事故の収束を宣言し、再稼働を進めようとしている」と指摘。管内には原発から50キロ圏内の地域もあり、「事故があれば佐渡の中心的産業である農林水産業は、風評被害も含め壊滅状態となる」と懸念を表明した。その上で「柏崎刈羽原発の再稼働に反対し、一致団結して運動を展開していく」とした。
 
 通常総会には、組合員など約100人が出席。JA羽茂の佐々木隆常務理事が特別決議を行うことを提案し、拍手で承認された。
 総会終了後、佐々木常務理事は「農家の代表として、われわれが先頭に立って反対しなければならない」と決意を述べた。
 羽茂本郷の柿農家、平山貴之さん(36)は「佐渡のなかでも羽茂は原発から近く、事故が起きたとき不安だ。できれば原発はなくしていきたい」と話した。