東京新聞 2016年5月14日
宇都宮市の横川西小学校で給食に提供されたタケノコから国の基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、県は、基準値を超えていたのは大田原市産のタケノコだったと明らかにした。
(栃木)県林業振興課によると、このタケノコは宇都宮市の男性が出荷し、卸売業者を通じて同校に納められた。県が十二日、男性が収穫した大田原市の竹林のタケノコをあらためて検査し、基準値(一キログラム当たり一〇〇ベクレル)を超える最大二七〇ベクレルのセシウムを検出した。
大田原市のタケノコは二〇一二年五月以降、国から出荷制限の指示を受けており、現在も解除されていない。男性は、大田原市がタケノコの出荷制限区域になっていることを知らなかったという。 (後藤慎一)