四電伊方原発1〜3号機の運転差し止めを求める訴訟の原告らが、3号機の再稼働差し止めを求める仮処分を月内に松山地裁に申請することを決めました。
これまでは2011年に起こした訴訟が遅れることを懸念して申請を見合わせていましたが、熊本地震を受けて緊急性が高まったと判断したものです。
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伊方原発 3号機の仮処分申請へ「熊本地震で緊急性」
毎日新聞 2016年5月18日
四国電力伊方原発1〜3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求める訴訟の原告らが、3号機の再稼働差し止めを求める仮処分を月内に松山地裁に申請する。熊本地震を受けて緊急性が高まったと判断し、17日に方針を決めた。
伊方原発近くには、国内最大級の「中央構造線断層帯」がある。熊本、大分両県で地震が頻発するなか、断層群による地震が連動して発生するリスクが高まったと判断した。これまで、2011年に松山地裁に起こした訴訟の審理が遅れることを懸念し、仮処分申請は見送っていた。
3号機の再稼働差し止めを求める仮処分は、広島市民3人も今年3月、広島地裁に申請している。【黒川優】