2016年5月22日日曜日

伊方原発廃炉訴える集会200回に 愛媛県庁前

 松山市の愛媛県庁前で市民らが毎週金曜日に開いている原発再稼働反対集会が、20日で200回を迎えました。2012年夏に、官邸前での脱原発集会に連動してスタートしましたが、主催団体はなく市民らが自発的に集まって行っているということです。
 因みに官邸前の毎金曜日の集会は20日で196回目を迎えました。
 官邸前の集会の記事も併せて紹介します。
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伊方原発廃炉訴える集会200回に 愛媛県庁前
愛媛新聞 2016年05月20日(金)
 四国電力伊方原発の再稼働反対や廃炉を訴え、市民らが2012年から毎週金曜の夕方に県庁前で開いている集会が20日、200回となった。四電が7月下旬の伊方3号機再稼働を目指す中、参加者は全3基廃炉に向け「勝つまで続ける」と声を張り上げた。 
 県庁前での集会は11年の東京電力福島第1原発事故後、12年夏の関西電力大飯原発(福井県)の再稼働に抗議する官邸前での集会に連動してスタートした。主催団体はなく市民らが自発的に集まり、午後6時から1時間半、約15~20人が通行人に訴えている。 
 20日は参加者が4月から熊本、大分両県で相次ぐ地震などを取り上げ「(中村時広)知事は県の委員会を開いて(伊方原発の)安全性を問い直すべきだ」「伊方原発があるのとないのとでは全くリスクが違う」などとマイクを握る手に力を込めた。 
 
 
地震国に原発いらない  反原連が官邸前抗議
しんぶん赤旗 2016年5月21日
 首都圏反原発連合(反原連)は20日、首相官邸前抗議を行いました。熊本地震の余震が続き、各地でも地震が相次ぐなか、川内(せんだい)原発を止めず、伊方原発などの再稼働に突き進む安倍晋三政権。参加者から「地震の国に原発いらない」「原発はただちにやめろ」など怒りの声があがりました。
 
 64歳の女性は、福島県浪江町から関西地方に避難しています。「あんなに多くの人が避難し続けなくてはならなくなったのに、事故から学ばず止めようとしない。あの事故の当事者として、抗議の声をあげずにはいられない」と話しました。
 埼玉県深谷市の男性(70)は妻(67)と夫婦で参加しました。男性は鹿児島県の出身です。「熊本の地震が続くなかで、川内原発を止めないのはおかしい。まず止めるのが政府の責任です。原発を動かして核のゴミを増やし続けるのは許されない」
 東京都練馬区の男性(56)は「原発なくても電気は足りている。地震が多発する日本に安全な原発なんてありません。動いている川内原発を止め、動いていない原発はそのまま廃炉にすべきです」と語りました。
 
 この日、800人(主催者発表)が参加。日本共産党の藤野保史衆院議員が参加者とともに声をあげました。