まだ居住制限区域に指定されている大熊町大川原地区の住民ら約80人が8日、事故後初めて地元に集まり、バーベキューや盆踊りを楽しみ、近況を報告し合いました。
「よく知ったみんなで食べるから、味は格別だ」と笑い声が飛び交いました。
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福島第1原発事故 笑顔の再会 故郷の今確かめ
毎日新聞 2018年9月9日
東京電力福島第1原発事故に伴い居住制限区域に指定されている大熊町大川原地区の住民が8日、事故後初めて地元に集まり、バーベキューや盆踊りを楽しんだ。町は来春、同地区などの避難指示解除を目指している。参加した住民ら約80人が久々の再会を喜び、新しいまちづくりが進む故郷の現状を確かめた。【岸慶太】
来春の避難指示解除目指す
滑り台やブランコはさび、隣に真新しい東電の社員寮が建った。大川原中心部にある八幡神社の境内。7年半前とは一変した景色の中で、住民らがバーベキューや盆踊りを楽しみ、近況を報告し合った。「よく知ったみんなで食べるから、味は格別だ」と笑い声が飛び交った。
郡山市に避難中の女性(65)は「みんなで過ごした頃を思い出して、楽しくて仕方がない」と笑顔をはじけさせた。
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