もんじゅの燃料取り出し中断 機器にナトリウム付着 原子力機構
時事通信 2018年9月20日
日本原子力研究開発機構は20日、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市、廃炉作業中)の核燃料の取り出し作業で、19日に警報が2度鳴り作業を中断したと発表した。燃料出し入れ機の一部に冷却材のナトリウムが付着したことが原因とみられる。環境への影響はないとしている。
原子力機構によると、19日午後3時50分ごろ、燃料体をつかむ部分に設定値を超える力が加わったことを示す警報が鳴った。同11時半ごろ作業を再開したが、約10分後に再び鳴ったため中断したという。