原子力委の岡芳明委員長が、もんじゅの後継となる高速炉開発に関し、もんじゅと同じく液体ナトリウムを充填するアストリッドでは経済性がなく「無理なものを研究しても予算と優秀人材を浪費する」との見解を公表しました。
液体ナトリウムは軽水のように中性子を減速させないので高速炉に用いられますが、空気とも水とも爆発的に反応するので極めて危険とされています。
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メルマガでもんじゅ後継機に異論 原子力委の岡委員長
琉球新報 2018年9月21日
国の原子力委員会の岡芳明委員長が、廃炉作業が始まった高速増殖原型炉もんじゅの後継となる高速炉開発に関し、もんじゅと同じナトリウム冷却型は経済性がなく「無理なものを研究しても予算と優秀人材を浪費する」との見解を、原子力委のメールマガジンで21日までに公表した。
政府が検討するもんじゅ後継機の開発や、フランスと共同研究を進める実証炉「ASTRID(アストリッド)」の計画に異を唱えた形。原子力委の委員長が政府方針に反する立場を公に表明するのは異例だ。