2018年9月14日金曜日

アニメ『無念』(浪江町消防団物語)上映会

 
 福島原発事故で被災者の救助活動を行った福島県浪江町の消防団員の苦悩や葛藤描いたアニメ映画9日、太田市尾島行政センターで開かれ市民ら140人が鑑賞しました。
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浪江町・消防団の「無念」アニメに 福島原発事故後の救助活動描く、
140人が鑑賞
東京新聞 2018年9月13日
 東日本大震災による東京電力福島第一原発事故で被災者の救助活動を行った福島県浪江町の消防団員の苦悩や葛藤描いたアニメ映画「浪江町消防団物語『無念』」の上映会が九日、太田市尾島行政センターで開かれた。市民ら約百四十人が鑑賞した。
 
 映画は、浪江町民らでつくる「浪江まち物語つたえ隊」(小沢是寛(よしひろ)会長)と広島の市民団体が実話を基に製作した。
 映画では、原発事故の発生後、除染されていないという理由で救急車が通行止めになったり、復興キャンペーン会場で販売された浪江町の商品が、安全性を疑われて捨てられたという出来事が描かれた。
 上映会には、「つたえ隊」の小沢会長と隊員の八島妃彩(ひさい)さんが訪れた。小沢会長は「浪江町民の無念さを知ってほしい。これからも頑張ります。前に進むしかありません」と語った。
 上映会は、市社会貢献活動連絡協議会(赤堀賢一会長)が主催。同協議会は太田市内の被災者支援や被災地にも足を運び支援活動を続けている。つたえ隊では自主上映会の開催も受け付けている。問い合わせは小沢会長=電090(4638)6052=へ。 (粕川康弘)