2018年9月23日日曜日

23- 伊方原発差し止め28日に可否決定 大分地裁

 対岸の大分県の住民が求めた四電伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止め仮処分申し立てで、大分地裁は28日に可否について決定を出すことを決めまし
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愛媛・伊方原発差し止め28日可否決定 対岸の大分県住民が請求 大分地裁
産経新聞 2018年9月21日
 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを対岸の大分県の住民が求めた仮処分申し立てで、大分地裁(佐藤重憲裁判長)は28日午後3時に可否について決定を出すことを決めた。住民側弁護団が21日、明らかにした。
 
 伊方3号機は、広島高裁が昨年12月の決定で、熊本・阿蘇山の巨大噴火の可能性を根拠に今年9月末までの運転禁止を命じた。四国電側が広島高裁に異議を申し立てており、決定が25日に出る予定。同種の仮処分申し立ては、高松高裁や山口地裁岩国支部でも審理が続いている。
 
 大分県は豊後水道を挟んで伊方原発から最短約45キロに位置する。住民側は、南海トラフ巨大地震などを考慮すると、四国電が算定した耐震設計の目安となる揺れ(基準地震動)は過小だと主張。阿蘇山が破局的噴火をした場合「火砕流が到達する恐れがある」としている
 四国電側は「十分な調査を踏まえて地震対策を講じており、安全性を確保している。原発の運用期間中に巨大噴火が起きる可能性は極めて低い」と反論している。
 伊方3号機は平成28年8月に再稼働した。伊方1、2号機は廃炉が決まっている。