2017年12月12日火曜日

福島大・弘前大 放射性物質研究で協定

 福島大学環境放射能研究所は染色体異常に関する研究などを得意とする弘前大学被ばく医療総合研究所と22日に協定を結び、双方が放射性物質に関する知見などを交換し、事故による福島の環境実態の的確な把握をめざします。
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福島大・弘前大 放射性物質研究で協定
日経新聞 2017/12/11 22:22
 福島大学環境放射能研究所は弘前大学被ばく医療総合研究所(青森県)と22日に協定を結ぶ。放射性物質が野生の動植物に及ぼす影響などに関する研究を進める。

 弘前大は2010年3月に被ばく医療総合研究所を設置。同研究所は染色体異常に関する研究などを得意としており、被ばく医療のための人材育成と被ばく線量評価などについて基礎研究を進めている。

 東京電力福島第1原子力発電所の事故の後、福島大の研究所では原発周辺地域の野生動物に対する放射線の影響の研究などに取り組んでいる。双方が放射性物質に関する知見などを交換し、事故による福島の環境実態の的確な把握をめざす。

 弘前大は11年9月、原発事故で多くの住民が避難生活を余儀なくされるなど大きな被害が出た福島県浪江町と連携協定を結び、健康面に関する調査などで支援してきた。