柏崎刈羽原発6・7号機 27日に審査書正式決定へ
NHK NEWS WEB 2017年12月25日
新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所6号機と7号機について、原子力規制委員会は東京電力の安全対策が、再稼働の前提となる新しい規制基準に合格したことを示す審査書を27日、正式に決定する見通しになりました。
柏崎刈羽原発6号機と7号機について、原子力規制委員会は、ことし10月、再稼働の前提となる新しい規制基準に事実上合格したことを示す審査書の案を取りまとめました。
その後、規制委員会が福島の事故を起こした東京電力の原発を運転する「適格性」を認める条件としていた、経済産業大臣が適切に監督・指導する意向が示されました。
また、一般から意見を募集し、東京電力の「適格性」に関する意見がおよそ900通寄せられています。
規制委員会は、これらを一部反映させ、審査に合格したことを示す審査書を27日の定例会合で正式に決定する見通しになりました。
審査書が決定すれば東京電力の原発では初めてで、事故があった福島第一原発と同じ「沸騰水型」と呼ばれる原発でも初めてとなります。
ただ、柏崎刈羽原発の再稼働について、新潟県の米山知事は3年ほどかかるという原発事故の検証などが終わるまで判断しない考えを示しています。