2017年12月24日日曜日

福島 原発作業員の労務費 半数対象に1日1万円減額

 東電、福島原発の廃炉に従事する作業員の労務費について、除染が進み、労働環境が改善したため。使い捨てマスクなどの軽装備で作業できる「グリーンゾーン」で働く場合、20184月から1日当たり1万円程度減らすと発表しました。5000人の作業員の半数程度が対象となる見通しです。
 
 労務費については、発注元の東電はそれなりにある程度高額のものを出していますが、5次~7次下請けといわれるような末端の労務者に渡るまでに、莫大な中間搾取が行われているといわれています。その点は改善されたのでしょうか。
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福島第1原発作業員の労務費削減 半数対象、1日1万円 東電
時事通信 2017年12月21日
 東京電力ホールディングス(HD)は21日、福島第1原発の廃炉に従事する作業員の労務費を、2018年4月から削減すると発表した。除染が進み、労働環境が改善したため。使い捨てマスクなどの軽装備で作業できる「グリーンゾーン」で働く場合、1日当たり1万円程度減らす。約5000人の作業員の半数程度が対象となる見通し

 原子炉建屋の周辺などでフィルター付きの半面マスクを着用する「イエローゾーン」や、全面マスクが必要な建屋内の「レッドゾーン」で働く作業員の労務費は維持する。
 東電福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏代表は記者会見で、「環境が改善された分を労務費に適正に反映させる」と述べた。だが、東電HDが作業員を対象に9~10月実施したアンケート調査では、38.7%の人が被ばくなどを理由に「不安がある」と回答。労務費削減が人材確保に悪影響を及ぼす恐れもありそうだ。