2017年12月14日木曜日

東電社員を労災認定 原発事故後に白血病、3件目

 厚生労働省は福島第1原発事故の収束作業に従事し、2016年2月に白血病を発症した東電社員の40代男性を労災認定しまし
 福島原発事故関係の労災認定は4件目で、白血病による認定は3件目です
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東電社員を労災認定 原発事故後に白血病、3件目
日経新聞 2017/12/13
 厚生労働省は13日、東京電力福島第1原子力発電所事故の収束作業に従事し、2016年2月に白血病を発症した東電社員の40代男性を労災認定したと発表した。同事故後の作業を巡る労災認定は4件目で、白血病による認定は3件目。

 男性は1994年から福島第1原発で放射線業務に従事。原子炉機器の保全業務などを担当した。事故後は作業員の避難誘導や津波による被害状況の確認、原子炉格納容器の注水作業などに当たった。累積被曝(ひばく)線量は約99ミリシーベルトで、そのうち事故後が約96ミリシーベルトだった。

 男性の被曝線量が白血病の労災認定基準「5ミリシーベルト×放射線業務の従事年数」を超えており、富岡労働基準監督署が労災認定した。男性は入院中という。