伊方原発運転禁止求め提訴
ロイター通信 2017年12月27日
四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)で過酷事故が起これば、瀬戸内海を挟み対岸の山口県も甚大な被害を受け人格権が侵害されるとして、同県の住民ら174人が27日、同原発2、3号機の運転差し止めを求め山口地裁岩国支部に提訴した。
伊方原発を巡る同様の訴訟は、広島、松山、大分の3地裁でも争われている。岩国支部では住民3人が申し立てた仮処分の審理も続いている。今月13日には、広島市民らが申し立てた仮処分の即時抗告審で広島高裁が来年9月30日までの運転禁止を命じる決定を出した。
訴状によると、伊方原発は巨大地震のほか、火山噴火などによる事故の可能性があると指摘している。【共同通信】