伊万里市長に反原発団体が初面会 避難計画の充実を要請
佐賀新聞 2018年10月6日
「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」(石丸初美代表)は5日、伊万里市役所で深浦弘信市長と面会し、原発30キロ圏の首長として実効性のある避難計画の策定を県に働き掛けるよう要請した。
同会が伊万里市長と面会するのは初めて。要請書は「避難道路や避難所に不備がある」と指摘し、「県に対し、住民が安心し納得できる避難計画を速やかに策定するよう強く働き掛けて」と求めている。
市長は「避難態勢は常に、必要に応じて見直していく考えで、避難道路の整備など県への要望も行っている」と答えた。市長も原発に反対の立場だが、会談では「みなさんのおっしゃることは分かるが、市長としては(電力を確保して)市民生活や企業活動を守る責任もある。理解してほしい」と述べた。