2018年10月11日木曜日

小泉元首相が「原発ゼロ」は「できること」なのにと

 小泉元首相は8日、BS朝日の公開収録で安倍首相について「できないことをやろうとして、できることをやろうとしない。分からない」と苦言を呈しました。
「できること」というのは「原発ゼロ」のことで「今、原発をゼロにすると言えば国民も野党も支持する。なぜやらないのか。チャンスじゃないか」と述べました。
 これは納得できる発言です。
 但し、先の自民党総裁選で石破茂元幹事長が脱原発を言わなかったことに対して、「なぜ原発ゼロを言わなかったのか。歯がゆかったね」と述べたことには、自民党内ではそんなに単純には行かない筈なので疑問です。(^○^)
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小泉元首相が「憲法改正」「原発」で安倍政治を斬る
日刊スポーツ 2018年10月9日
小泉純一郎元首相は8日、都内で行われたBS朝日の公開収録で、安倍晋三首相の政治姿勢について「できないことをやろうとして、できることをやろうとしない。分からない」と苦言を呈した。
「できないこと」に、首相が意欲を示す憲法改正を挙げ「憲法改正なんか、自民党だけでできるわけがないですよ。野党と協力してやらなきゃ」と述べ、与野党協議なしに進める手法に否定的な認識を表明。
 
「できること」には持論の原発ゼロを挙げ、「今、原発をゼロにすると言えば国民も野党も支持する。なぜやらないのか。チャンスじゃないか」と述べ、「経産省に判断を任せているが、安倍さんも分からないといけない。原発ゼロはできる」と断言
「感度が鈍いというか判断力が悪いというか。(東京電力福島第1原発事故を)目の当たりにしながら原発に頼るなんて、どうかしている」と首をひねった。
 
一方、来年の参院選について「野党が統一候補を出して、原発ゼロを掲げて選挙の争点にすれば、自民党は危ない」との見方を示した。先月の自民党総裁選で首相と戦った石破茂元幹事長について、「なぜ原発ゼロを言わなかったのか。歯がゆかったね」とも打ち明けた。【中山知子】