2018年10月10日水曜日

南相馬市では甲状腺がんは29倍 白血病は10倍に上昇 

 南相馬市議大山弘一氏が南相馬市立総合病院から提供されたデータによると、患者数は、原発事故前と比較して、成人甲状腺がんが29倍、白血病が10倍、小児がん、肺炎、心筋梗塞、その他のがんも軒並みに数倍になっていることが分かりました。
 非常に重大な結果で、弁護士の井戸謙一氏が子ども脱被ばく裁判の証拠として提出するそうです。
 
 福島県の医師会は、ひたすら子供の甲状腺がんに限定して調査(しかも放射線の影響を認める姿勢がないままで)していますが、県民全体の健康状態にも目を向けるべきです。
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驚愕!!南相馬市立総合病院の患者数が公表される 原発事故前とくらべ成人甲状腺がんは29倍、白血病は10倍に上昇 
阿修羅 魑魅魍魎男 2018年10月9日
 木下黄太氏からの情報です。
 南相馬市議・大山弘一氏が南相馬市立総合病院から病名ごとの患者数推移のデータの提供を受け、弁護士の井戸謙一氏が子ども脱被ばく裁判の証拠として提出するそうです。
 患者数は、原発事故前と比較して、成人甲状腺がんが29倍、白血病が10倍、小児がん、肺炎、心筋梗塞、その他のがんも軒並みに数倍になっています。
 こういったデータが公表された以上、もはや政府、福島県は「福島原発事故で健康被害はなかった」とシラを切り続けることは不可能です。
 健康被害の実態を正直に公表し、一刻も早く住民を汚染のない地域に避難・移住させるべきです。
 
木下黄太 @KinositaKout さんのツイート  
南相馬市の病院データ。
井戸謙一弁護士FBより引用。
成人の甲状腺がんは原発事故前の29倍。
白血病は10倍。
明確になっています。
 
なお、木下黄太 札幌講演会は本日‼️
直接おいで下さい。
【10/8(月・祝)木下黄太札幌講演会】
13時受付開始 13:30~15:30
道民活動振興センター(かでる2.7)
 
 
    
平成22
平成29
 
 
甲状腺がん(成人)
1
29
29
 
 
  
5
54
10.8
 
 
  
64
269
4.2
 
 
   
1
4
4
 
 
   
245
974
3.98
 
 
   
39
155
3.97
 
 
   
12
47
3.92
 
 
   
131
392
2.99
 
 
  
147
333
2.27
 
    市立総合病院患者数推移(※主疾病名人数/平成30年総合病院事務課提供)
 
 
「井戸謙一氏 Facebook」 (2018/10/7)
(重要・拡散希望)衝撃のデータが出てきました。私たちは、フクシマが、住民に健康被害が拡がったチェルノブイリのようになる恐れがあるのではないかと心配していました。しかし、国も福島県も、小児甲状腺がんを除き、健康調査をしてきませんでした。
 この度、南相馬市議会議員の大山弘一氏が南相馬市立総合病院から病名ごとの患者数推移のデータの提供を受けました(医事会計システムから主傷病名を抽出したもの)。事故前の平成22年度と平成29年度を比較すると、なんと、成人の甲状腺がんが29倍、白血病が10.8倍、肺がんが4.2倍、小児がんが4倍、肺炎が3.98倍、心筋梗塞が3.97倍、肝臓がんが3.92倍、大腸がんが2.99倍、胃がんが2.27倍、脳卒中が3.52倍です。
 
 確かにデータ数は多くはなく、一病院のデータだけから全体の傾向に短絡するのは注意が必要です。周辺の医療機関の閉鎖や規模の縮小、住民の高齢化、津波や原発事故に伴う心身の疲れや精神的ストレスなどの影響も検討するべきです。しかし、同病院の外来患者数は、平成22年度の82954人と比較し、平成29年度は81812人で決して増えていません南相馬市の65歳以上人口は、平成22年が18809人であったのに対し、平成27年は18452人で、これも増えていません。またストレスは、初期の方がより深刻だったと思われますが、患者数は、この7年間、一貫して増え続けています。
 私たち、子ども脱被ばく裁判弁護団は、次回口頭弁論期日(10月16日)にこの証拠を提出して、問題提起をする予定です。